【越境EC】アメリカで、春先に需要が高くなるものは?!これからはスマート家電が狙…

2020.2.28
【越境EC】アメリカで、春先に需要が高くなるものは?!これからはスマート家電が狙い目!

こんにちは!アメリカ在住の川俣です。

2月も残すところ僅かですね。

日照時間が、日に日に長くなっていますが、アメリカは、今年は3月8日からサマータイムに切り替わり、更に1時間長くなることから、いよいよ春が近づいて来ているのを実感します。

 

アメリカで、春先に需要が高くなるものは?!

 

日本で春に売れるものと言えば、新学期用の新しいノートや文房具などの「新学年・新学期」関連の商品。

また、花粉症などのアレルギーの薬やガーデニング関連の季節商品などかと思います。

一方で、アメリカではこの時期、意外なもの!?が売れます。

それは、【中古住宅】です。

米国不動産協会のデータを見ても、一年を通じて、3月、4月に中古住宅が最も売れています。

アメリカの多くの学校は学校の新学期・新年度が9月に始まる為、学校スタート前に、子供の転校手続きを済ませる必要があります。

更に、現在の持ち家も売りさばかなくてはならなず、時間的な制約からも次に移り住む家を春当たりに購入するのが
ちょうど良いタイミングとなります。

 

何故、アメリカの中古住宅販売が活発なのか?

 

日本では、「家は一生に一度の買い物」という意識を持たれている方が多いかと思います。

一方で、アメリカでは、「家は何度も買う」ことが当たり前だったりします。

アメリカ人の根本的な考え方として、多くの人は自宅を資産だと捉えて、引っ越しによる売買の度に、その価値を上げていこうと考えます。

日本では、東京の一等地や限られた場所では不動産の価値は購入後も上がっていますが、それら以外の土地では、
購入後は価値が下がるのに対して、アメリカの中古住宅は、資産価値の増減の波はあるものの、数年スパンで見れば上がるという考え方が一般的です。

現に、アメリカの住宅の価値はリーマンショックの際に大幅に下落しましたが、全体的には、今日現在で既にリーマンショック以前以上の水準に高騰しています。

そのこともあり、アメリカ人は平均して、生涯に10回以上引っ越しをすると言われています。

 

中古不動産の販売が伸びるのに伴い、売れる商品は??

 

アメリカ人が引っ越しを行う度に、あらゆる製品の買い替え需要が発生するのですがここ1、2年で急激にニーズが高まっているのが【IoT(Internet of Things)、いわゆるスマート家電】です。

街中で、Best Buyなどの大手家電量販店に足を運んでも、今やキーワードはIoT(モノのインターネット)で家の中のあらゆる製品をネットで如何に繋げるかがポイントとなっています。

代表的なIoT・スマート家電としては、

・照明
・時計
・鍵
・空気洗浄機
・扇風機
・エアコン
・冷蔵庫
・コンセント

が挙げられます。

これらは、アメリカ人が引っ越しを繰り返し行う中でも需要の高い製品です。

 

スマート家電はこれからが狙い目!

 

eBayでSold Listingsを見ていても、スマート家電(Smart Home Appliances)はかなり売れています。

海外セラーも進出して来ていますが、一方で、日本人セラーはまだまだ少ないです。

昨年、Amazonの商品で「Echo Dot(音声だけでリモート操作できるスマートスピーカー)」が最も売れたのが
その裏付けであるように、<今後確実に需要の増えるスマート家電>是非とも今から注目して行きましょう!

 

このURLをコピーする