【越境EC】アメリカで、残存価値の高いものは??スペアパーツ販売で、リピート顧客…

2020.3.6
【越境EC】アメリカで、残存価値の高いものは??スペアパーツ販売で、リピート顧客を獲得!

こんにちは!
アメリカ在住の川俣です。

前回は、アメリカでは中古住宅販売が活発というお話をしました。

今回は、更に、「アメリカでは何故中古品のニーズが高いのか?」「どういった商品は、より残存価値が高いのか?
そこから生まれる需要は?」について、お話したいと思います。

 

アメリカで、転売・残存価値の高いものは?!

 

英語で、転売価値のことを、リセールバリュー(Resale Value)、残存価値のことをレジデュアル・バリュー(Residual value)と言います。

アメリカで、転売・残存価値の高い代表的な商品は、中古住宅自動車パソコンが挙げられます。

このあと、順にその理由を説明していきます。

 

アメリカでは、何故中古住宅の価値が下がりにくい?

 

長期的に見て、住宅価値が下がりにくい理由としては、「需要」と「供給」と「仕組み」のバランスにあります。

アメリカの人口は増加していてそもそもの需要が高いこと。

また、アメリカの多くの都市は都市計画がしっかりしており、住宅においても新築の供給数が行政によって制限されています。

更に、不動産取引市場は売買が行い易い仕組みになっていることも大きな要素です。

 

アメリカで、リセールバリューが高い車は?

 

現在アメリカで最も人気があるのが、「スポーツ用多目的車」と呼ばれる一般乗用車(セダン)より一回り大きい
SUV (Sport Utility Vehicle)車です。

人気な理由としては、
1. 性能・実用性が高いこと。
2. 荷物を積みやすく、キャンプなどに最適。
3. デザイン性。アメリカ人からは、おしゃれという評価。

その中でも、日本車は非常に人気が高く、2020年モデルではスバル車が、最もリセールバリューの高い車として
表彰されました。

北米でスバル車が人気な理由としては、「安全性」と「信頼性」を挙げられています。

現に、IIHS(アメリカ道路安全保険協会)が実施する安全性評価で、スバルの7車種が最高評価の『トップセイフティピック+』を獲得しています。

ここ数年、大手自動車メーカーがリコール問題や不祥事で揺れる中、そういった問題が少ないことも評価を高めている理由だとされています。

 

アメリカで、リセールバリューが高いパソコンは?

 

ノートパソコンで言うと、特に$800~$1,200の価格帯のパソコンがスペック的にも、転売価値が最も高いです。

AppleのMacBook Airなども人気ですね。

アメリカでは、中古でも機能的に問題がなければ使用したいと考える人が多く、中古機器などを整備し、新品に準じる状態に仕上げるリファビッシュ品(refurbishment)が多く流通しています。

 

中古商品に共通して言えることは

 

1. アメリカ人は新品への拘りよりも、中古でお値打ちであれば、実用的なものを好む傾向が強い。

2. 中古品を修理して使用するのが一般的である為スペアパーツのニーズが非常に高い。

3. 住宅、車、パソコンにしても、ちょっとした不具合であればYouTube動画を参考に、パーツのみ購入して自分で直す人が多いです。

 

スペアパーツ購入者はリピート率も高い?!

 

先日、私の車のパワーウィンドウが故障した際に、車に詳しいアメリカ人の友人に修理してもらいました。

その際に、彼はほとんどのスペアパーツをeBayで購入していると話していました。

彼曰く、こういった需要は多く、結構よい商売になるとのことです。

家にしても、車にしても、パソコンにしても、まずは何でも自分で直そうとするアメリカ人らしい発想ですが、お客さんの中で、一人でもそういったスペアパーツを購入する人がいれば、リピートの確率は多く、逆に、相手から欲しいものを言って来られるケースもあります。

中古品を扱うことを敬遠されるセラーもいらっしゃいますが、アメリカ市場における、中古品のニーズの高さを考えると、一度ご検討頂いても良いかと思います。

 

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