【越境EC】中古市場が熱い!アメリカの自転車(バイク)市場動向

2020.9.10
【越境EC】中古市場が熱い!アメリカの自転車(バイク)市場動向

こんにちは!
アメリカ在住のケン・カワマタです。

私が住むアメリカ南カリフォルニアは9月に入ってからも内陸から吹き込む熱風の影響で暑い日が続いています。

今年はコロナ渦によりアメリカでは多くのプールが閉鎖となり、その代わりにビーチやキャンプに行く人が例年より大幅に増えました。

そんな中、いまアメリカでは、ある現象が起こっています。

それは、【自転車の売り切れが続出していること!

今回は、その理由についてお話したいと思います。

日本とアメリカで異なる人気の自転車

 

日本で自転車と言って初めに思いつくのは、ママチャリですね?

ママチャリはシティーバイク(City Bicycle)の俗称ですが、日本では、自転車全体の約60%を占めています。

ママチャリの販売台数はほぼ横ばいですが、近年増えて来ているのが、電動自転車で8%ほどを占めます。

一方で、アメリカでは、ママチャリをほぼ見かけません。

そもそも車社会でシティーバイクを乗れる場所があまり無いということもあり、人気がありません。

では、【アメリカではどういったタイプの自転車が好まれるのか?

アメリカでは、「ロードバイク」、「マウンテンバイク」、「クロス(ハイブリッド)バイク」が人気です。

 

自転車の種類の違い

 

それぞれの自転車にはいくつかの特徴があります。

まず、ロードバイクは、「速く走ることに特化した自転車」で

・前傾姿勢をとりやすいようなフレーム形状のハンドルになっている

・摩擦抵抗を減らす為にタイヤが細い

・車体重量を極限まで軽くしている

それに対しマウンテンバイクは、その名の通り、「険しい山道を走るに特化した自転車」で

・地面からの衝撃を吸収する為のサスペンションが付いている

・地面をしっかり掴む為にタイヤに大きな凸凹がある

・タイヤに土や泥などが付いても
ブレーキ効果が落ちにくいディスクブレーキを搭載

クロス(ハイブリッド)バイクは、「ロードバイクとマウンテンバイクの中間」で、

・ロードバイクよりもタイヤが太く、
舗装されていない道や段差がある道でも走りやすい

・シティサイクル・ママチャリよりも走行性能が良く、
より長い距離を楽に走ることができる

どんな用途目的でも使いやすい自転車です。

それぞれ自転車はアメリカの自転車市場の20~25%ほどを占めます。

 

人気の自転車メーカーは?

 

世界的にクロスバイクの主要メーカーと言えば、

・TREK(トレック):アメリカ

・CANNONDALE(キャノンデール):アメリカ

・SPECIALIZED(スペシャライズド):アメリカ

・Bianchi(ビアンキ):イタリア

・GIOS(ジオス):イタリア

一方で、

・BRIDGESTONE(ブリヂストン)

・NESTO(ネスト)

・MIYATA(ミヤタ)

といった日系メーカーもアメリカで人気です。

 

中古市場が熱い!

 

アメリカではバイク人気に伴って、【中古市場が非常に熱いです!】オンラインでも売り切れが続出で先日アメリカ人の友人が中古のマウンテンバイクを販売した際に「ネット掲載してから30分で売れた!」と言っていました。

中古市場が熱いということは「交換部品の需要も高い」ということになります。

今のブームに乗って掘り出し物をリサーチしてみては如何でしょうか。

 

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