【越境EC】日本郵便のアメリカへの郵便物の発送状況と今後
こんにちは!
アメリカ在住のケン・カワマタです。
日本郵便がアメリカ宛ての国際郵便物(航空扱い)の受け取りを4月24日に停止して以来、既に半年近くが経過しますね。
もはやその状況が当たり前になりつつありますが、10月9日より一部の国際郵便物について引受けを再開されることになりました。
これを足掛かりにすべての国際郵便物の発送が近い将来再開されることを祈るばかりですが、今のコロナ禍の状況を踏まえ今後について考察したいと思います。
そもそも日本郵便にてアメリカ宛ての郵便物が送れなくなった理由は?
過去の記事でもお話しましたが、FedexやDHLなどのクーリエ便と日本郵便の大きな違いは、クーリエは、自社の専用機を保有しているのに対して、日本郵便は一般航空機のスペースを借りて郵便物を海外に発送しています。
コロナの影響で海外渡航者が激減し、それに伴い航空便が90%以上が運休。
日本郵便では輸送力が著しく減少し発送の目処が立たなくなった為、国際郵便物の引き受けを一時停止する状況に至りました。
今回再開されることになったサービス
今回の日本郵便にて再開されることなったのは、
・EMS郵便物
・小包郵便物
・通常郵便物(小形包装物および印刷物)
の3つのサービスのうち「通常郵便物(小形包装物および印刷物)」です。
依然としてEMS郵便物と小包郵便物は停止した状態です。
出張帰国時の2週間待機免除
そんな中10月に入り、日本政府より日本出入国制限の追加緩和策が打ち出されました。
これによって、ビジネス目的の出張後に帰国・再入国した際の自宅や宿泊施設などで2週間の待機を求められた措置が不要となります。
今年は、この2週間の待機ルールにより多くの人々が一時帰国を断念しており、海外に住む日本人や在留資格を持つ外国人にとっては、とても大きな第一ステップと言えます。
アメリカ宛てEMS郵便と小包郵便の復活への道のり
これからホリデーシーズンに突入しますが、アメリカの州政府では人が集まるイベントを許可しない方針を早くも打ち出しています。
これらの対策が奏功し、今のコロナ禍が改善され今後更に航空便lの数がどれだけ増えるかによってEMSと小包郵便の復活が見えてきます。
年内は難しいかもしれませんが、それまでの間クーリエ便をうまく活用するなど年末商戦を乗り切っていきましょう。