【越境EC】物流状況を把握しながらビジネスを伸ばしていきましょう!
こんにちは!
アメリカ在住のケン・カワマタです。
米国のホリデーシーズンのオンライン売上高が過去最高になる見込みとニュース等で報じられています。
コロナ禍で多くの人々が例年以上にオンラインショッピングを行うようになったのが後押ししているわけですが、その一方で、物流は過去に無いレベルで混乱をきたしています。
販売好調の裏側で何が起こっているのか?
今後何に気を付けていくべきかについてお話したいと思います。
未だ混雑が続く米国西岸南部主要港
以前に、10月の米国西岸南部主要港のコンテナ取扱量がロサンゼルス(LA)及び、ロングビーチ(LB)共に前年同月比で13%増となったというお話をしました。
特に、アジアからの輸入貨物が記録的な増加を示しています。
両港では各ターミナルの混雑状況が悪化し、現在も輸送遅延などに繋がっています。
これはメキシコのエンセナダ港でも同様な状況が発生しています。
航空便の発送遅延も
船便の大幅な遅延により多くの企業が貨物の発送を航空便に切り替えています。
そこには、高い送料を払っても納期重視という姿勢が窺えます。
そのことにより、現在は航空便にもしわ寄せが来ており、輸入通関業務・商品のリリースまでのプロセスにも
遅延が発生しています。
アメリカ国内における発送状況は?
私自身、AmazonやeBayのみならず米大手量販店のWalmartやTargetなどからもオンラインで商品を購入していますが、12月に入り、どのサイトで商品を注文しても「商品が届くまでに通常時より3~5日ほど長くかかります」という自動メールが届くようになりました。
ホリデーシーズンは毎年混雑するのですが、どのサイトで商品を購入してもこういったメールが届くのは20年以上アメリカに住んでいますが今年が初めてです。
商品の発送日数や仕入れにかかる時間を考慮しましょう
今年も残すところ僅かですが今の物流状況は1月以降も当面続くものと思われます。
より多くの人がオンラインで商品を購入することになり越境ECにおける販売のチャンスはより広がっているわけですが、一方で、日本からの輸出ビジネスを行われている方であればお客さんに商品を届けるまでの日数。
逆に、輸入ビジネスに取り組まれている方であれば仕入れにかかる日数を把握したうえで、うまく顧客対応を行いながらご自身のビジネスを拡販していきましょう。