【2020年最新版】ebayの手数料まとめ!理解してビジネスをしよう!

2020.4.14
【2020年最新版】ebayの手数料まとめ!理解してビジネスをしよう!

今回は、ebayで商品が売れた時の手数料について、考え方、計算の仕方を説明します。

なんとなく15%くらいかな?と思っている人も多いかと思います。数字としては間違ってはいないのですが、ビジネスオーナーとして、きっちりと仕組みを理解しておくことも大切です。

記事の後半では、手数料から逆算して出品価格を決める方法も紹介します。

※ご注意 2020年3月16日よりebayがキャンセルになり全額、または一部返金になった場合、PayPalからは手数料の返金が行われなくなりました。
詳細はこちらの動画の「4:33」をご覧下さい。

はっきりとしたebayの手数料お分かりですか?

この記事では、ベーシック以上のストア登録をしていることを前提として説明します。

ebay手数料

出品手数料の無料枠

出品手数料とは、商品を出品する際にかかる手数料のことです。
ebayではストア登録なしで1ヶ月50品ストア登録をしている場合、スターターで100品まで、ベーシックで250品までの出品が無料枠として設けられています。

ストア登録に関してはこちらの動画で詳しく説明しています。
【ebay輸出】ストア登録はいつしたらいいの?メリットデメリットを徹底解説します!

Final Value Fee(落札手数料)

略してFVFと呼ぶこともあります。
落札とありますが、オークション形式で売れた時の手数料という意味ではありません。
ebayで商品が売れた時に発生する手数料です。

ジャンルによっての手数料

Final Value Fee(落札手数料)は、ほとんどのカテゴリで9.15%です。
公式のページで確認をすると、3.50%・4%・6.15%・7.15%などの数字が混在していますが、ごく一部の限られた商品なので、まずはebayの落札手数料=9.15%とまる覚えでOKです。
ebayの手数料を簡単に、かつ正確に調べる方法はありますので、後述します。

PayPalの手数料

下記はPayPal公式の手数料のページです。

PayPal手数料

ebay輸出でかかる手数料なので、赤枠の中(海外)を見ます。

表では4.1%+40円となっていますが、厳密に言うとドルで受け取ることになるので、
4.1%+0.3ドル(約40円)ということになります。

月間の売上が30万円を超えると、マーチャントレートと呼ばれる割引きを受けることができるようになります。ただし、このマーチャントレートの適用には申請が必要なので注意しましょう。

マーチャントレート適用の申請条件は次の通りです

・アカウントに問題がない(制限などがかかっていない、未解決のチャージバックなどがない)
・前月(月初~月末)のペイパルによる売上高が30万円以上ある

為替手数料

円を外国の通貨に交換する時に 、銀行へ支払う手数料のことです。

2020年4月7日現在、PayPalのサポートセンターによると通過換算手数料・為替手数料は3%との事でした。2019年3月〜4月の間に2.5%から値上がりしたようです。

ebayの手数料を簡単に計算する方法!

ebayの手数料を最も簡単に計算する方法は、ebay公式の手数料計算ツールである、Fee calculatorを使うことです。

出品手数料・落札手数料を正確に知ることができます。
カテゴリ・出品形式・オプション・ストア登録・送料の設定をするだけで手数料が表示されます。

実際に手数料の計算をしてみる

冒頭でも書きましたが、ebayの手数料はざっくり15%です。
では、なぜ15%になるのか、実際に1ドル108円の時、100ドルの商品を売ったと仮定して手数料を計算してみましょう。

1ドル=108円
販売価格:100ドル
eBay落札手数料(9.15%):-9.15ドル=90.85ドル
PayPal手数料(4.10%):-4.1ドル=86.75ドル
PayPal手数料(0.3ドル):-0.3ドル=86.45ドル
為替手数料(3%):-2.59ドル=83.86ドル
手数料差引後金額=83.86ドル
108×83.86=9057円
83.86÷100=16.14%(手数料)

ここまでの手数料の仕組みや細かい数字を理解した上で、計算をしてみるとebayの手数料は約15%という理由がわかったのではないでしょうか。

仕入れ価格から逆算して出品価格を算出する方法とは?

ここまで、ebayの手数料について見てきましたが、手数料を考えた上で、どうのようにして出品価格を決めるのがベストなのか、最後にその計算方法を紹介します。

出品価格の計算方法

計算式はこちらです。

(仕入れ金額+出したい利益) ÷ (100% – (ebay、paypal手数料)%) ÷ 100% ÷ (通貨換算) = 出品価格

これだけだと少しわかりにくいかもしれないので、実際に数字を入れてみましょう。
以下のような場合で考えてみます。

  • 1ドル=108円
  • 仕入れ価格=3000円
  • 出したい利益=2000円
  • ebay、paypal手数料=16%
  • 国際郵便送料=3500円

(3000円+2000円+3500円) ÷ (100% – 16%) ÷ 108 (ドル換算)
= 8500円 ÷ 0.84 ÷ 108 = 93.69ドル

つまり、上記の例だと93.69ドルが出品価格と言うことになります。
為替の変動のことも考慮して、ebay、paypal手数料は15%よりも少し高めに設定をするのがいいでしょう。

まとめ

ebayで出品する時に気にするべき手数料は4つ
・出品手数料(ベーシック以上のストア登録で1ヶ月250品まで無料)
・落札手数料(ベーシック以上のストア登録でほとんどのカテゴリが9.15%)
・PayPal手数料(月間の売上が30万円を超えるとマーチャントレートを適用できるが申請が必要)
・為替手数料(2020年4月7日現在3%)

ストア登録はベーシック以上でするべき
・出品手数料の無料枠が増える

・落札手数料が安くなる

出品価格の計算方法
(仕入れ金額+出したい利益) ÷ (100% – (ebay、paypal手数料)%) ÷ 100% ÷ (通貨換算) = 出品価格

いかがだったでしょうか、ebayの手数料について説明してきました。今まで、”ebayの手数料は大体15%くらい”で計算をしていた方も、なぜそうなっているのかを理解した上で出品価格の決定を行うなど、参考にしてみてください。

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